因果

因果

人は果を決めずに動くことは本来は出来ないのである。

目の前のテーブルのコップですら

取ろうと決めないと取る事は出来ない。

ここを疑う者は

なにをやっても成功できないのである。

いくら原因が積み重なっても

コップを取ろうとするまでは

目の前のテーブルのコップが

自分の手の中に飛び込んでくる事はありえないのである。

神に祈ろうが

呪文を唱えようが

お祓いをしようが

占いをしようが

いくら自分の事を知って

いくら自分の事を分析しても

目の前のテーブルのコップすら

手にする事は出来ないのである。

結果に対する原因ばかり集めても

果には結びつくことは

ありえないわけである。

因と果の関係

逆転させてしまうものは

なにをやっても苦しくなってしまう。

果に対する拒否反応

これが「我」なのである。

道が「心」を扱うのは

同じ原因でも

結果が変わってしまうからなのである。

禍を転じて福と為す

禍福は糾える縄の如し

禍を避けて福はなく

福を欲せば禍と向き合わなければならない

道理に従う

いつでもニコニコ

道(タオ)という事である。