なきあとの世界。

先人にとってなきあとの世界はどうなっているのか。

なんであるのかが気になるところであろう。

実は、日本人にとっての死生観は

儒教の影響を多分に受けている。

日本仏教儒教の死生観を受け継いでいる。(お盆はもともと仏教にはなく儒教文化)

というのは中国思想家 加地伸行氏が指摘しているところである。

仏教の死生観の、昇華した形態は

佐々木閑仏教は宇宙をどう見たか』などに詳しい。

それから、キリスト教の死生観は高名な学者であるクルマンの書かれた

「霊魂の不滅か死者の復活か 」に書かれていそう。

キリスト教の死生観はギリシア思想の霊魂不滅の考え方を受け継いでいると

この本には書かれているという。

確かにキリスト教の思想家においても、先人の考え方が受け継がれているのであろう。

真摯に研究している方々がいらっしゃるので、こういう本を読まれた宗教者が

本質はなんであるかを提示していただけるとありがたい。